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修善寺和紙の里づくり研究会 


  ■ささ飾りのトンネル出現 修善寺紙で七夕祭り
     修善寺温泉の竹林の小径に七夕飾りがずらり−。七夕の7日、ノスタルジックロマン修善寺推進委員会・修善寺和紙の里づくり研究会と修善寺小5年生が協働で、「和来(わらい)の里七夕祭り」を開いた。楓橋と桂橋にささ飾りのトンネルを出現させたほか、小径内の円座周辺やギャラリーしゅぜんじ回廊にも七夕飾りを設置。願い事を記した修善寺紙製の短冊が児童らの手で飾り付けられ、観光客や地元住民の目を楽しませた。

 江戸幕府の御用紙として栄えた「修善寺紙」の技術と文化を継承し、和紙の里づくりを進める同委員会の活動に、修善寺小5年生が総合的な学習の一環で社会参加型の活動を通して生きた学びを経験しよう−と参加。修善寺紙の活用、アピールを目的とした七夕イベントには企画を練るワークショップ活動から加わり、自由なアイデアを出した。

 「楓橋にささ飾りのトンネルをつくりたい」「桂川を天の川に見立てて、星をちりばめたようにあんどんをつるしたい」といったアイデアは採用され、その後実現に向けて短冊や飾り作り、あんどん作りに取り組むなど、準備を進めてきた。

 この日はささ竹約60本を用意。あいにくの雨天となったが、予定通りに楓橋やギャラリーしゅぜんじ回廊への飾り付けを行った。児童たちは雨にぬれるのもかまわず、同研究会員や父母らと一緒になって、ささ竹を橋の欄干などに設置。作業のこつを地域の大人に教わりながら、協力してささ竹を立てた。

 ささ竹には「算数がとくいになりますように」「みんなとなかよくなれますように」「おじいちゃんの病気がなおりますように」「野球がうまくなりたい」といった願いを記した修善寺紙の短冊と、画用紙や折り紙で手作りしたささ舟、折りづる、輪飾りなどをきれいに飾り付けた。自分たちのアイデアが実現し「思ったよりも大変だった」「できるとは思っていなかったからびっくりした」と感想を語る児童や「お客さんが見てどう思ってくれるか気になる」と話す児童もいた。

  伊豆日日新聞2004.0708記事
 

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